弔 辞
 
 
謹んで 故稲垣副分団長の御霊前に申し上げます。
あなたの突然の訃報に、愕然として、茫然自失のまま、
今ここに立っております。
 あなたは、昭和五十九年に八郷消防団に入団されて
以来、二十年にわたり、消防の発展と向上のため、大変
なご尽力を賜り、また、分団の常に先頭に立って導いて
下さいました。副分団長になられてからは、私のパートナー
として公私にわたりお付き合い頂きました。若い人を熱心に
指導をされ、分団をいつもうまくとりまとめて頂いただけで
なく、幹部の職にありながら、人の嫌がるような作業を率先
してこなして頂きました。 あなたのお残しになった数々の功績
は、永遠に不滅であり、その精神は、いつまでも私たちの胸に
深く生き続けるでしょう。
 私にとって忘れられないのは、新分団車両の清祓い式の
折に、あなたは体調を崩され入院されていたにもかかわらず、
無理をして式に参列して頂きました。皆は、どけだけ心強く
感じた事でしょう。私は、この時ほどあなたの事を本当の
『 消防の仲間』 だと痛感した事はありません。そんなあなたが、
病魔に犯され、ご家族の必死の介護の甲斐もなく、旅立たれて
しまいました。本当に残念で仕方がありません。
 私たち分団員一同、あなたが身をもって示して頂いた『 消防
団員像』を今後も継承し、消防団活動に努力してまいります。
稲垣副分団長、永久のお別れです。ここに、八郷分団を代表
して哀悼の意を捧げます。ありがとうございました。
さようなら。
 
 平成十五年四月六日

           四日市市消防団
              八郷分団 
               分団長
 鵜野正義
 稲垣副分団長が、膵臓癌のため、
平成15年4月4日10時15分
永眠されました。謹んで、ご冥福を
お祈り申し上げます。
 尚、葬儀の際、消防関係者の
方におかれましては、お忙しい中
ご臨席賜り誠にありがとうござい
ました。
 下記に、葬儀の際の分団長の
弔辞を紹介させて頂きます。

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